家を購入する皆さんのほとんどが住宅ローンを組むと思いますが
固定金利と変動金利のどちらにするか1回は悩むはずです
そこで住宅ローンの
固定金利と変動金利のメリットデメリットを解説していきます。
固定金利メリット・デメリット
固定金利の最大のメリットは支払い金額が決まっており
月々の返済予定を組みやすいことにあります。
また市場金利が上昇した場合でも
支払い金額が変わらないので
金利上昇した場合には強いです。
固定金利のデメリットは
変動金利と比べると金利が高く
金利が下がった場合の恩恵が受けられない事が
あげられます。
変動金利メリット・デメリット
変動金利のメリットは金利が安く支払い額を大幅に安く抑えられる可能性がある事になります。
しかし変動と名前がついているので
定期的に返済の金額が上下する事があり返済計画が組みにくい。
金利が下がった場合は支払い額が安くなるメリットもありますが
逆に金利が上がると支払い額が高くなるデメリットもあります。
固定金利と変動金利の金額シュミレーション結果
3000万の住宅ローン35年払いを組む場合の固定金利、変動金利
(※融資手数料などは含まれておりません)
固定金利埼玉りそな(2022/03時点金利0.995%)変動金利みずほ銀行(2022/03時点金利0.375%)
トータル支払い3556万円(金利分556万円) トータル支払い3202万円(金利分202万円)
固定金利で556万円、変動金利で202万円で差額は
556万-202万円=354万円になり
価格面では圧倒的に変動金利にお得感があるのが分かると思います。
しかし変動金利は変動と名前がついているだけあり
価格が変動します。
それでは変動金利が上昇した場合も見て行きましょう。
変動金利が途中で引き上げられた場合
変動金利が10年後から0.375→1.0%に引き上げられた場合
トータル支払い3382万円(金利分382万円)
変動金利10年後から0.375→2.0%に引き上げられた場合
トータル支払い3690万円(金利分690万円)
変動金利10年後に1%、2%に上昇した場合と現在の固定金利(埼玉りそな銀行0.995%)の金利と比べて行きましょう。
固定金利3556万円 変動金利(10年後に1%)3382万円 変動金利(10年後に2%)3690万円
10年後に1%の場合は変動金利(金利分)382万円で固定金利(金利分)556万円で
556万-382万円=174万円
変動金利が174万円お得な事が分かります。
しかし10年後に2%に上昇している場合は
変動金利690万円 固定金利556万円で
690万円-556万円=134万円
固定金利が134万円お得になる結果となりました。
固定金利と変動金利どちらを選ぶか
固定金利は安定だが支払いは多くなる
変動金利は安定していないが支払いは安くなる
というのが私なりのイメージになっており
どちらを選ぶかは自分の判断次第なのかなと思っています。
ちなみに2004年のみずほ銀行の変動金利店頭価格は1.675%で優遇金利を受ければ
0.975%になり
現在のほぼ最安の固定金利の埼玉りそな銀行の
0.995%より低い金利でした。
この金利差をどう考えるかはあなた次第です。
ちなみに私は固定金利を選択しており
こんなに金利が低い時代は長く続かないと思っている為です。
日本版サブプライムローン問題になる!?
私の完全なる予想ですので馬鹿が何か言ってると思って見て下さい
アメリカでサブプライムローン問題が起こり金融機関が大変になった事は
覚えているでしょうか?
サブプライムローン問題はアメリカで低所得の人に
審査も甘いまま住宅ローンを組ませ
3~4年後には金利が5~6%になるローンを組ませていた問題で
支払いが出来なかった人が続出し問題となりました。
日本はちょっと違うものの
変動金利を選択している人が増えている事で
金利が大幅に上がった場合は
日本版サブプライムローン問題に発展する可能性があり
現在の支払いは変動金利選択が7~8割に達しているようで
危機感を持っています。
最近、日本は不景気なので金利は上がらないと言っている人がほとんどで
その事が変動金利を選択している理由になっていると思うのですが
それでは低金利になって経済は好景気になっているでしょうか?
答えは皆さんが知っているように好景気になっていないのが
現実ですし給料も右肩下がり。
政府がいつ好景気にならないから『低金利やめる』となっても
おかしくないのです。
変動金利を7~8割組んでいる人全員が繰り上げ返済資金を用意出来る
可能性は低いので支払いが現在でギリギリの方は
最悪は家は失い支払いローンは残る事態も想定に入れた方がいいでしょう。
これが私が考える日本版サブプライムローンが起こると思っている理由でした。
変動金利で借りるリスクも考えながら
住宅ローン金利選択を進めて下さい。
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